黄体機能不全

黄体とは、卵巣において卵胞が排卵した後、黄体ホルモンを分泌し、受精卵が子宮内膜へ着床し、妊娠を維持できるよう重要な役割を果たす器官です。黄体機能不全とは、黄体の存続が短縮したり、黄体からのホルモン分泌が不十分になったりする症状を言い、不妊症の原因にもなります。

黄体機能不全の原因は、視床下部や脳下垂体の機能に異常を来たし、卵巣機能を調節できなくなったり、卵巣における排卵やホルモン分泌が正常に行われなくなることにあります。また、卵巣そのものの異常のため黄体への移行が正常に行われない場合もあります。喫煙や嗜好品、糖尿病、精神的ストレスなどが原因となる場合もあるようです。


黄体機能不全の症状は、黄体期が短縮することで月経周期が短くなったり、月経前に不正出血を起こしたりします。また、中には体が熱いと感じたり、乳房が張ったりなどという症状も表れる場合もあるようですが、多くの場合、自覚症状を感じないようです。


黄体機能不全の治療法には、排卵誘発剤が用いられる場合と、黄体ホルモンの補充が行われる場合があります。妊娠を希望しない人は、必ずしもこれらの治療を施す必要はありませんが、出血が見られる場合は不正性器出血の可能性もありますので、医師の診断を受けましょう。

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