体外受精・人工授精

生物学的には、卵と精子の受精が、生き物の体内で行われることを体内受精と言います。一方、卵や精子を体外に放ち、体外で受精を行うことを体外受精と言います。主に、無脊椎動物や硬骨魚類、両生類などに見られます。

人における体外受精は、不妊治療として行われることになります。卵子を体外に取り出し、試験管内で精子と受精させるという方法です。受精した後、体内に移植し、妊娠を維持させることとなるのですが、多胎妊娠が増加しているとの報告もあるようです。


人工受精は、人為的に卵と精子を受精させる方法を言い、体内受精と体外受精の2通りあります。体内受精は、女性の生殖器内部に精子を人為的に注入し、受精させると言う方法です。体外受精は、卵と精子を一旦体外に取り出して受精した後に子宮内に戻すという方法です。日本においては、体内受精を人工受精と呼び、体外受精と区別しています。


妊娠を維持することのできない女性は、代理母という制度があります。代理母とは、他人の受精卵を体内に注入し、妊娠・出産を行う人を言います。代理母出産の場合、生まれてきた子の法律的な"母"に関する問題も含め、様々な問題が生じることが予想されます。


体外受精、人工受精に関しても、配偶者同士の卵と精子であれば問題ありませんが、どちらかの卵や精子の障害による不妊で、他人の卵または精子を使って行われる場合は、様々な問題が生じてくるでしょう。

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